ボーディングスクールって結局はこんなところ。
みなさんこんにちは、マオです:)
ボーディングスクールって実際にどんなところなの?という疑問に答えていきたいと思います。今回は、ボーディングスクールの寮ではなく学校自体にフォーカスした話になっています。また寮についてはブログを出しますね!
- (1) ボーディングスクールって??
- (2) ボーディングスクールのメリット① 教育と先生の質が良すぎる
- (3) ボーディングスクールのメリット② トップ大学への進学率が高すぎる
- (4) ボーディングスクールのメリット③ 生徒がグローバル&優秀すぎる
- (5) ボーディングスクールのメリット④ 施設が凄すぎる
- (6) ボーディングスクールのデメリット
- (7) 最後に...
(1) ボーディングスクールって??
ボーディングスクールは、日本語に訳すと”全寮制高校”になります。一言で言えば、学校に住めちゃうんです!!(学校に住むってあまり響きが良くないですが...笑)
日本では、全寮制の高校があまりないので馴染みが少ない方も多いと思いますが、海外ではほぼ全員がボーディングスクールの存在を知っています。しかもボーディングスクールのイメージ in 海外は、”名門私立進学校”です笑 (ちなみにカナダは、日本と違って公立高校の数がとても多く、高校受験しなくていいので、ほとんどの子が公立高校に通います。私の解釈としては、カナダと日本では”私立高校”の位置付けが少し違うなという感じです。)
教育水準と世界でも有名なトップ大学への進学率の高さ、施設の完備の良さや先生の質は本当に素晴らしく、生徒も世界各国から来ているので多様で、しかも優秀な人が多いです。その分学費ももちろん高くて、それに加え寮費もプラスで払わないといけないのが難点です...
全寮制高校と言いましたが、実は毎日家から通っているday studentと呼ばれる子もいます。ややこしいですよね笑 ボーディングスクールは、基本、山の奥の奥にポツンとあって、周りに何もないし、町から遠いいので、家から通うのが大変なんですね。
でも例外として、町に近い学校もいくつかあって、そういう場合はday studentの子が沢山います。私の学校もそうで、boarder(寮生)の方がday studentより少なかった(4:6ぐらいの割合)と思います。
(2) ボーディングスクールのメリット① 教育と先生の質が良すぎる
ボーディングスクールは、教育水準の高さを売りにしているので、これに関しては当たり前なのですが、私が想像していた以上にすごかったです。
まず授業の幅広さです。これはカナダの高校全てに共通していることですが、自分の時間割を好きなように組めるんですね。日本は、履修しないといけない科目が時間割のほとんどを占めていて、選択授業が2、3こあるというのが普通だと思います。カナダの高校ももちろん卒業するのに必要な科目はあって、例えば、毎年数学は取らないといけないとか、高校2年生と3年生の間にアートの授業を取らないといけないとかです。でも、その”数学”の授業のオプションが10 こぐらいあるから、そのうちの自分の好きなものを1つ取ればオッケーなんです。
どんな授業があるか説明していると日が暮れちゃうので笑、ここに私の学校の授業の一覧を貼っておきますね!ピンクでハイライトしている授業は、日本の高校にはなくて面白そうだなと思った授業です。じっくり見てみると、他にもいっぱい独特な授業があるので、参考になれば!
授業と関連してあげられるのが、クラスサイズです。ボーディングスクールは、少人数制クラスを導入しており、平均で1クラス10-15人、最高でも20人しかいません。先生が一人一人しっかり見てくれる環境が整っています。
次は先生の質についてです。もうこれはじっくりみなさんに宣伝したいです。ボーディングスクールにいる先生方は最強アンド最高です。
日本にいた時は、私の性格上、人に助けを求めるのが得意ではないのと、日本の高校にいる先生たちって忙しそうで、授業の後とかましてや昼休みとかに質問をしに行くのが申し訳ない感じがして...授業以外で先生たちと関わる機会がありませんでした。(あくまで私の個人的な話です笑)
でも、カナダで出会った先生たちは、授業を教えることが本業じゃなくて生徒たちを助けたり関わることが本業なんじゃないかっていうぐらいフレンドリーに接してくれました。学校にいて、先生とすれ違って挨拶されなかったことなんて片手ぐらいしかないと思います。見たことのないような先生も笑顔で挨拶してくれましたし、校長先生も毎朝生徒が通る道に立っておはよー!と言って、時々ドーナツを配ったりもしてました笑
私は、英語があまりできなかったこともあり、留学行く前にとにかく先生に助けを求めなさいと言われていたので、積極的に先生と話していました。それもあってか、先生がすごい私のことを気にかけてくれました。私が10個ぐらい質問を持ち込んでも嫌な顔1つせず、外のベンチに座って丁寧に教えてくれました。しかもわざわざ土日に質問タイムみたいなのを設けてくれる先生もいました。また、ボーディングスクールには、住み込みの先生もいらっしゃるので、夜でも先生に質問を聞きに行くことだってできます。そんな時でも先生たちは時間をかけて私たちに対応してくれます。
とにかく先生と生徒の関係が密接で、心の底から頼りにできて、先生としてではなく人としても尊敬できるそんな素敵な先生が多かったです。
(3) ボーディングスクールのメリット② トップ大学への進学率が高すぎる
日本のように大学が付属しているカナダの高校は1つもない(大学受験は全員しなくてはいけないんです!)ので、私立公立に関係なく、みんなが大学進学に向けて高校生活を送っています。その中でも、ボーディングスクールの大学進学への意気込みはすごいと思います笑
生徒はもちろん先生たちもガチなので(学校の評判につながるので)、大学進学アドバイザーが生徒一人一人についていて、大学受験に関する授業までも必修であります。大学進学アドバイザーはどんな人かというと、大学受験するためにどの授業を取ればいいか考えてくれたり、どこの大学に受験するか一緒に決めたり、エッセイを添削してくれたり、推薦状を書いてくれたりします。
みなさんが一番気になるであろう...具体的にボーディングスクールの生徒はどこに受かっているのでしょうか!というお話ですが、ここに私の学校の生徒が受かった大学先リストを貼っておきますね。私と同じ学年だと、ケンブリッジ大学の医学部、コーネル大学、コロンビア大学、スタンフォード大学、ニューヨーク大学、UCバークレー校などに受かった子がいました。ちなみに私の親友が9月からコーネル大学に通います!!
(4) ボーディングスクールのメリット③ 生徒がグローバル&優秀すぎる
ボーディングスクールは、寮があるため世界各国から生徒が集まります。私の学校は25カ国から生徒が来ていて、寮生のほとんどが二か国語以上喋れるぐらいインターナショナルでした。
それだけでなく、とにかく生徒が優秀なんです。勉強を頑張るのは当たり前なのですが、全員が何か勉強以外にできる”特技”や”才能”みたいなのがあって...ギター、バイオリン、サックスフォンが弾けたりするミュージック系の才能を持ってる子がいたり、ラグビーでカナダ代表に選ばれたり、バレーボールのチームに選出されたと思ったらサッカーとバスケのチームの代表にもいたオールラウンダーな子がいたり、映画に興味があって短編映画を作って中学校で授業をしちゃったり...あと歌と絵が得意な子がホントにホントに多いです。私は、スキーがその”特技”にあたるものですが、みんなの特技の凄さには始終驚かされていました。
ボーディングスクールには、受験をして受からないと入学できなくて、海外特有の”勉強だけじゃなくて他の課外活動の面も審査内容”に含まれます。なので、先生の質だけでなく生徒の質も良くて、そんな子達が自分の周りに何百といるので、刺激を沢山もらえます。
(5) ボーディングスクールのメリット④ 施設が凄すぎる
ボーディングスクールは、山奥にあるためか広く土地を使えるので、異常に広いです。
サッカーフィールド、ラグビーフィールド、フィールドホッケーフィールド、プール、テニスコート、スカッシュコート、アイススケートリンク、はたまたローイングをするための川を所持してる学校もあります笑 端から端まで行くのに15分ぐらいかかる学校もあるみたいです。
ボーディングスクールは、学校というより小さな村って言う方が合っている気がします笑 私の学校は町の近くにあったので、そこまで広くはありませんでしたが、それでもフィールドの大きさはラグビーコートが二面作れるほど大きかったです。
私のキャンパスの写真をいくつか貼っておきますね。いつかキャンパス紹介みたいなのもできたらいいなと思います!
(6) ボーディングスクールのデメリット
デメリットは、主に学費です。具体的には書きませんが、ボーディングスクールの中でも名門校が集まるスイスの平均年間費用は、1000万円を超えます。先ほども書きましたが、学費とともに寮費も払わなくてはいけません。ボーディングスクールで学べる機会を与えてくれた両親には、本当に感謝しています。パパとママありがとう!!
もう1つあげられるとしたら、ロケーションの悪さです。空港から遠い学校がほとんどですし、ほとんどのボーディングスクールは周りに何もありません笑 だからこそ勉学に励めますが、不便なのは確かです...
(少し偏見ですが、私はボーディングスクールで本当に良かったと心の底から思っているので、デメリットはあまり考えつかなかったと言うのが正直なところです笑)
(7) 最後に...
ボーディングスクールに行くというのは、留学の選択肢としてはまだマイナーなのかな?と思いますが、ボーディングスクールにの魅力を少しでも伝えられていたら嬉しいです:)
質問などございましたら、ブログにコメントやInstagramのdmでいつでもお待ちしております!
前にブログを始めたことがあるのですが、挫折してしまったので、今回は最低でも週に一回は更新していけるように頑張ります!笑
それでは、また次回のブログでお会いしましょう:))